黒川の今昔 昭和までの冠婚葬祭

結婚式

かつて、黒川での結婚式は一般的に人前式で執り行われていました。各家に宮司が呼ばれ、女性は白無垢、男性は袴姿で式に臨みます。仲人も立ち会いのもと各家庭の親戚が集合し、詩吟・舞なども親戚によって披露されていました。戦後、昭和30 年代以降になると徐々に近隣の式場で結婚式が行われるようにもなったといいます。右の写真は、村から他の地域へお嫁に出ていく花嫁行列の様子。ここから車に乗って式が行われる町まで出ていったそうです。

写真34. 花嫁行列

お葬式(埋葬)

黒川の地域住民が亡くなった際、土葬が行われていました。衛生面などから行政指導が入るようになり次第に土葬の件数は減っていきましたが、昭和60 年頃に最後の土葬が行われるまで風習は続いていました。共同の土葬場があり、皆そこへ埋葬されていました。隣組での当番が埋葬のたびに2 メートルにもおよぶ穴を掘っていたそうですが、こういった協力体制があったからこそ、地域の結束は強かったそうです。

写真35. 葬儀

写真36. 葬列