おわりに 未来へ繋ぐ

このガイドブックの発行にあたり、これからの西谷への展望、西谷を未来へ繋いでいくための取り組み、そして地元住民の想いを西谷自治連合会の西田均会長と西谷地区まちづくり協議会の小中会長に伺いました。

 

西谷自治会連合会 西田 均 会長

 

西谷の魅力はなんと言っても豊かな自然と里山の風景。しかし、車が普及し、道路が良くなり、都会へ近くなったことで、生活は変わりました。都会へでてお金を稼ぐようになり、地域外へ出る人が増えました。人口減少は西谷にとって、今後大きな問題です。

先祖が守り残してきたこの都会に近い自然を後世に残していくために、新しいことを取り入れ、守る部分は守っていく必要があります。

農業については、今後人口減少により耕作放棄が増える恐れがあります。農地を守るため、集落営農などを取り入れ、より効率的に農業を行っていこうとしています。また、農作物に付加価値をつけ、差別化するような取り組みも行っています。

今後さらに、地域の住民だけでなく、阪神間の方にも守りたいと思ってもらえるような取り組みが必要だと思っています。西谷の良さを未来に繋げるよう、都会に近い西谷の自然、歴史や文化の魅力を伝えていきたいと思います。

 

西谷地区まちづくり協議会 小中 和正 会長

西谷には、自然や人、文化、歴史などの魅力的な資源がたくさんあります。自然については積極的な保全活動を行い、魅力を再発見してもらうように発信することで、「阪神間の西谷」になり、たくさんの人に参画してもらえるような地域にしていく必要があると思います。地域ではこれからの西谷について、議論が行われています。コンセプトをもって、地域が一丸となって行動する必要があります。健康や長生きなどもコンセプトになりうるのではないかと思っています。西谷に、心身ともに健康となれる専門的施設の誘致を行い、この施設と地域住民が連携して取り組めば西谷のみならず、宝塚市としても大きな発信力のある地域になるのでは……

例えば、上佐曽利地区のダリア栽培は90 年の歴史を誇り、それを大事に育んできました。最近では福祉施設との連携や6 次産業化、柔軟な働き方の実践などさらなる可能性に取り組んでいます。産業は就労、生きがい、そしてコミュニティを創出します。ライフスタイルの変化に対応した産業が成長すれば、移住者への支援や地域の活性になるのではと思っています。

都会から近い西谷の今ある資源を活かし、他地域との繋がりを深めていくことで、多くの人が関わる地域になる必要があると思います。