西谷の民俗 西谷の農業

農業の移り変わり

昭和30 年以降、プロパンガス、炊飯器、洗濯機、テレビなどが出現し、生活が大きく変わりました。農業も時代と共に変化していきます。昭和40 年代に入ると、田植機やトラクターやコンバインなどの機械が広がりはじめます。これにより、稲作の農業の機械化・省力化が急速に進みました。そして、それまで使われていた数多くの農具が農家から無くなっていきました。

昔の農具たち

機械化する前に使われていた昔の農具を紹介します。

犂は主に牛や馬に引かせて田畑を耕すのに用いる農具です。昭和30 年代に動力式耕うん機が普及するまで活躍しました。

馬鍬

田植え前、田に水を張り、土を細かくくだいてどろどろにし、平らにならす「しろかき」の作業のとき、牛や馬に引かせた農具です。

足踏み回転脱穀機

ペダルを足で踏んでドラムを回転させ、稲穂をあててもみを扱こ くタイプの脱穀機です。作業能率がよく、千歯扱きに代わって広まりました。

唐箕

唐箕は風の力を利用し米を選別する農具です。ハンドルを回して羽根板を回転させると、重い米粒は注ぎ口に近い右側の口に落ち、軽い米粒は遠い左側の口に落ち、「もみがら」は左端から外へふき飛ばされます。

万石通し

もみすりした玄米のなかにまじっているもみやくず米をより分ける農具です。上の注ぎ口に米を入れると、ななめの金網をすべり落ちる間に、小さなくず米は編み目をぬけ落ち除かれます。

一斗枡

米1斗を量るための枡です。1 斗は1 升枡10個分で約18 リットルにあたります。米を入れ、上端を水平に均ならすことにより計量します。